文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチ,ダイエット&ピラティストレーナーのブログ

ピラティスメソッドを中心とした運動指導と分子栄養学を取り入れた栄養指導をやっています。

抜け毛・体毛の悩みは食生活が原因かも?女性ホルモンと糖質の深い関係

東京都文京区本郷三丁目にあるPersonal training studioカメシチ、管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

「最近、抜け毛が気になる」
「髪のボリュームが減ってきた」
「なぜか体毛だけ濃くなった気がする」

そんな違和感を覚えていませんか?

実はこの背景には、糖質の摂りすぎと栄養不足が深く関わっています。特に女性でも男性ホルモンの一種 アンドロステンジオン が優位になると、薄毛や多毛といった“男性化現象”が現れることがあるのです。


糖質の過剰摂取がホルモンに与えるダメージ

現代の食生活には、白米・パン・麺類・お菓子・清涼飲料水といった「精製された糖質」があふれています。
これらを多く摂ると血糖値が急上昇し、インスリンが過剰に分泌されます。

インスリンの過剰は卵巣での男性ホルモン(アンドロゲン)産生を増加させ、さらにインスリン抵抗性が進むとエストロゲンの合成が滞ります。
結果、女性であっても アンドロゲン優位 の状態になりやすいのです。


アンドロステンジオンとは?

アンドロステンジオンは副腎や卵巣で作られるアンドロゲンの一種で、本来は酵素「アロマターゼ」によってエストロゲンに変換されます。

しかし、栄養不足や代謝の乱れがあるとこの変換がうまく進まず、アンドロステンジオンが過剰に残ってしまいます。

このバランスの崩れが「薄毛・多毛」といったトラブルの引き金となるのです。


エストロゲン合成に必要な栄養素

アロマターゼを動かすには次の栄養素が欠かせません。

これらが不足するとアンドロゲン優位に傾きます。


女性に現れるアンドロゲン優位の症状

  • 頭頂部や分け目の薄毛

  • 顔や体の毛が濃くなる

  • ニキビ・脂性肌

  • 月経不順・無排卵

  • 男性的な体型変化

これらは「PCOS多嚢胞性卵巣症候群)」にも関連していることが知られています。


食事で整えるホルモンバランス

  • 精製糖質を控える

  • 鉄(赤身肉・レバー・魚)+ビタミンCで吸収率UP

  • B群(特にB2・B3)を意識

  • 魚・肉・卵・大豆製品でタンパク質を確保

  • 果物や野菜からビタミンCを日常的に摂取


生活習慣もポイント

  • 運動 → インスリン抵抗性改善

  • 睡眠 → ホルモン分泌を安定

  • ストレス管理 → コルチゾール過剰を防ぐ

  • アルコール控えめ → 肝臓での代謝負担を軽減


まとめ

糖質の過剰摂取+栄養不足 → アンドロゲン優位 → 薄毛や多毛
この流れは珍しいことではありません。

  • 精製糖質を減らす

  • 鉄・ビタミンB群・ビタミンC・タンパク質を摂る

  • 生活習慣を整える

この3本柱で女性ホルモンを守りましょう。

体調不良や美容の悩みを「栄養×ピラティス」で改善したい方は、ぜひカメシチのトライアルセッションへ。

40代・50代女性必見!更年期をラクにするピラティスと食事法

東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチ、管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

「なんとなく気分が沈む」「ちょっとしたことでカッとなる」「突然の汗に困る」
――そんな体や心の変化を感じたことはありませんか?

40代後半から50代にかけての女性は、大きなライフステージの転換期を迎えます。
それが “更年期” です。

閉経をはさむ約10年間を指すこの時期、体内のホルモン分泌は大きく変動します。
その変化こそが、更年期ならではの不調の原因なのです。

でも心配はいりません。
更年期は「終わり」ではなく「新しいスタート」。
運動や食事を少しずつ整えていくことで、心身の揺らぎは必ず和らぎます。

ここでは、エストロゲンプロゲステロンという2つの女性ホルモンの特徴と、
それを支えるための運動・栄養のヒントをお伝えします。


ホルモンの波に揺れる時期――それが更年期

更年期は閉経をはさんだ約10年。
日本人女性の閉経年齢の平均は50歳前後です。

この頃、卵巣機能が弱まり、女性ホルモンが急激に減少。
その影響が、自律神経・感情・体温調整・代謝機能などに波及します。


更年期を支配するエストロゲンプロゲステロン

女性ホルモンには大きく2種類があります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)

  • 骨・血管・皮膚・脳の健康維持

  • 自律神経の安定化

  • 幸せホルモン「セロトニン」の分泌サポート

  • 排卵を促す

プロゲステロン(黄体ホルモン)

  • 妊娠維持

  • 利尿・体温調整

  • 神経の興奮を抑え、リラックスさせる(GABAと関係)

更年期では、まずプロゲステロンが減り、次にエストロゲンが急減。
この変化を エストロゲンドミナント と呼びます。

その結果、

  • イライラ

  • 気分の落ち込み

  • 不眠

  • ホットフラッシュ

  • 動悸やめまい

といった症状が現れるのです。


「私だけじゃない」…更年期のリアルな声

「涙もろくなって困る」
「怒りっぽい自分に驚く」
「眠りが浅く、朝がつらい」

こうした不調は“年のせい”ではなく、ホルモンの大きな変動によるものです。

脳の視床下部はホルモンと自律神経を調整する場所。
ここが乱れに反応することで、心身の揺らぎが強まります。

今は「弱い自分」ではなく「変化の途中の自分」。
立ち止まることも必要な時間なのです。


運動で整えるホルモンと自律神経

更年期こそ、体に優しい運動が有効です。

  • ピラティス・ストレッチ・ウォーキング

  • 呼吸を意識 → 自律神経を安定

  • ゆったりした動き → 血流・代謝を改善

  • リズム運動 → セロトニンを増やす

特にピラティスは、呼吸とインナーマッスルを同時に使うため、姿勢改善にも効果的です。


食事から整えるホルモンと神経系

ホルモンや神経を支えるには栄養が欠かせません。

栄養素 働き 食材例
大豆イソフラボン エストロゲン様作用 豆腐・納豆・豆乳
ビタミンB6・B12 神経伝達物質の合成 鮭・卵・レバー
マグネシウム 神経の安定化 海藻・ナッツ・玄米
トリプトファン セロトニンの材料 バナナ・チーズ・豆類

まずは1日3食、温かい食事を。
コンビニ食中心なら、味噌汁とおにぎりに変えるだけでも違いが出ます。


まとめ:更年期は“人生のリスタート”

更年期は「乗り越える壁」ではなく「自分をいたわる時間」。
ホルモンの波に寄り添いながら、運動・栄養・生活リズムを整えることで前向きに過ごせます。

もし不安なら、一人で抱え込まず専門家を頼ってください。
私たちがお手伝いします。

👉 ピラティスコースの詳細はこちら

黒い服に白い粉…繰り返すフケの本当の原因は“腸”かもしれません

東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチ

管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

「また今日も…」気づけば肩に白い粉。もう隠せないフケの悩み

どんなに丁寧にケアしても、フケが止まらない。
高価なシャンプーを試した。皮膚科の薬も使った。食事も見直した。
それでも鏡の中には、黒い服に散る白い粉が…。

「なぜ私だけこんなに?」
「どうすれば治るの?」

そう感じているなら、もしかすると原因は頭皮ではなく腸にあるかもしれません。
今回は、「腸内カンジダ」と「リーキーガット」という、あまり知られていないキーワードからフケの根本原因を解き明かしていきます。


フケってなぜ出るの?乾燥や皮脂だけでは説明できない背景

フケは、頭皮の角質がはがれ落ちたもの。誰でも少しはあるのに、なぜ自分だけ大量に出るのか。

フケには大きく分けて2タイプあります。

乾性フケ:白く細かくパラパラ落ちる。乾燥が原因。
💧 脂性フケ:ベタつき、皮膚に付着しやすい。皮脂や菌の異常繁殖が関係。

どちらにも共通しているのは、炎症やターンオーバーの乱れ
その根っこに、腸の不調が潜んでいる可能性があるのです。


「腸と肌」って本当に関係ある?腸-皮膚軸の秘密

「フケと腸なんて無関係じゃない?」と思うかもしれません。
でも最新研究では、腸内環境と肌の状態は密接に結びついていると分かっています。これを「腸-皮膚軸(Gut-Skin Axis)」と呼びます。

腸が乱れると、

✔ 炎症物質が全身を巡る
✔ 栄養が吸収できず肌の修復力が落ちる
✔ 免疫が崩れてアレルギー体質になりやすい

つまり「腸が荒れると肌も荒れる」。自然なつながりなのです。


見えない犯人「カンジダ菌」。腸で静かに増殖していませんか?

腸には細菌だけでなく真菌も住んでいます。そのひとつがカンジダ・アルビカンス
ふだんはおとなしい菌ですが、腸環境が悪化すると暴れ出します。

🍰 甘いものが好き
🍞 パンや小麦製品中心
🍺 お酒をよく飲む
💊 抗生物質の使用歴
😫 ストレスや睡眠不足

こんな生活が続くと、カンジダが増殖。菌糸を伸ばして腸の粘膜を傷つけ、「リーキーガット」へと進行します。


腸に穴が…?リーキーガットが全身に引き起こす混乱

リーキーガットとは、腸の粘膜にすき間ができ、異物が血流に漏れ出す状態

✔ 未消化の食べ物
カンジダ菌そのもの
✔ 有害な毒素

これらが血液に流れ込むと、免疫が過剰反応。慢性的な炎症が体全体に広がり、頭皮にも影響が及びます。結果としてフケやかゆみが悪化するのです。


腸から頭皮へ。炎症が届く4つのメカニズム

全身炎症が頭皮に波及
腸からの炎症物質が頭皮にも届き、フケが出やすくなる。

栄養不足で修復できない
腸が荒れると亜鉛やビタミンAなどが不足し、皮膚再生が滞る。

免疫の過剰反応
無害なものにもアレルギー反応。脂漏性皮膚炎などのリスク。

ホルモン・皮脂の乱れ
腸環境の悪化は自律神経に影響し、皮脂分泌を狂わせる。


頭皮ケアだけでは不十分。根本改善は「腸から」

長年フケに悩んでいるなら、頭皮だけでなく腸を整えることが必要です。


腸内カンジダ&フケ改善の5ステップ

  1. 甘い物・パン・お酒を控える

  2. 発酵食品や食物繊維を摂る

  3. カンジダ作用のある食品をプラス

  4. 腸粘膜を修復する栄養素を意識

  5. ストレス管理と睡眠改善


まとめ:フケは“体のSOS”かもしれない

フケはただの見た目の問題ではなく、体の内側からの警告サイン。
腸を整えれば、頭皮だけでなく全身が軽くなるはずです。

 

文京区本郷三丁目Personal training studio カメシチでは、疲れやすいなど腸内環境と体調の関係を栄養面からもサポートしています。興味のある方はお気軽にご相談ください。

太ももの張りを解消するカギは股関節外旋!脚痩せの新常識

東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチ、管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

1. 太ももの張りで悩むあなたへ。責める必要はありません

「痩せてきても太ももだけが細くならない」
「筋トレや運動を頑張っているのに、逆に脚が張ってきた気がする」

そんな思いを抱えたことはありませんか?
鏡の前で脚を見て、ため息をついた経験はきっと一度ではないはずです。

でも安心してください。太ももの張りは、あなたの努力不足でも意志の弱さでもありません。
実は多くの女性が同じような悩みを抱えていて、その原因は“体の使い方のクセ”に隠れているのです。


2. 太ももが張るのは、姿勢のクセが関係している

なぜ太ももの前側が張ってしまうのか?
その答えは「股関節のねじれ」と「骨盤の傾き」にあります。

歩くとき、立つとき、座るとき――
何気ない日常の中で股関節が内側にねじれ、骨盤が前に傾く状態が続くと、前ももの筋肉がバランスを取る役割を過剰に担ってしまいます。

結果、太ももが硬く、分厚くなっていくのです。
つまり、あなたの脚は“無意識に頑張りすぎている”だけなのです。


3. 股関節が内旋する主な原因

股関節が内側に入ってしまうのにはいくつかの要因があります。

  • 長時間のデスクワークやスマホ姿勢による骨盤のゆがみ

  • 内股で歩くクセ

  • ハイヒールや足を組む習慣

  • お尻や内ももをうまく使えていない

これらが積み重なり、本来使うべき筋肉が眠ったままになり、その代わりに前ももが過労状態になっているのです。


4. 骨盤前傾が引き起こす「脚太りの連鎖」

股関節内旋の大きな原因のひとつに「骨盤前傾」があります。

反り腰でお尻が突き出した状態は、一見姿勢が良く見えても実際は腹筋が働かず、太ももに余分な負担をかけます。

その結果…

  • 下腹がぽっこり出る

  • お尻が下がって見える

  • 前ももがさらに張り出す

太もも・お尻・お腹――気になる部位はすべてつながっているのです。
今回は股関節にフォーカスしますが、骨盤前傾の改善法は別記事で紹介しています。


5. 改善のカギは「股関節外旋」

内側にねじれた股関節を整えるには、「外に回す」動き=股関節外旋を取り入れることが必要です。

外旋を意識することで:

  • 眠っていたお尻の筋肉が活性化する

  • 股関節のねじれが解消される

  • 前ももの過剰な働きが抑えられる

  • 骨盤が安定し、見た目も美しくなる

太ももを細くするのは“筋トレで鍛える”ことではなく、股関節の向きを整えることなのです。


6. 簡単にできる股関節外旋エクササイズ

「オープンニースライド」はお尻を目覚めさせるエクササイズです。

  1. クッションを床に置き、左膝をのせる。右足は横に開いてつま先を正面に。

  2. 体重を右足にかけ、右かかとにのせるように体をスライド。



  3. 戻るときは、膝が内側に入らないようにお尻を意識して。

お尻を触りながら行うと、筋肉の動きがわかりやすいですよ。


7. 日常の姿勢が変われば脚は変わる

エクササイズに加えて、普段の姿勢を少し意識するだけで効果はぐんと高まります。

・立つときは親指側に体重をのせる

・膝とつま先を同じ方向にそろえる

・座るときは坐骨を立てるように座る

・歩くときはお尻の筋肉で後ろに蹴る

小さな習慣の積み重ねが、美しい脚を作っていきます。


8. まとめ|「頑張りすぎ」をやめることが脚痩せの近道

前ももの張りは、あなたの体が頑張りすぎているサインです。

太ももに頼りすぎるクセを解消し、サボっていた筋肉を目覚めさせれば、自然と脚は変わっていきます。

今日から“股関節を外に開く動き”を取り入れてみましょう。
あなたの脚は、もっと軽く、美しく変わっていきます。

👉 美脚・美姿勢コースの詳細はこちら

マグネシウムの重要性を再確認する:現代人に必要な“縁の下のミネラル”

東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチピラティストレーナー兼管理栄養士の吉田尚弘です。

マグネシウムというミネラルをご存じでしょうか?
最近では“奇跡の栄養素”といった形でサプリメント業界でも取り上げられる機会が増えていますが、その言葉に頼らず、マグネシウムの本質的な役割を正しく理解することが重要です。

本記事では、マグネシウムが関与する主要な生理機能——アルコール代謝・エネルギー産生・神経機能・筋肉活動・循環器系の調整——を科学的な視点からご紹介します。


1. マグネシウムはアルコール代謝酵素の“補酵素”として働く

年齢とともに「お酒に弱くなった」と感じる方が多いですが、その背景にマグネシウム不足が関係している可能性があります。

肝臓におけるアルコール分解は、以下の酵素によって進行します:

この2つの酵素反応を円滑に進行させるために、マグネシウム補酵素として必須です。

さらに、アルコール自体がマグネシウムの尿中排泄を促進するため、摂取すればするほど体内マグネシウムは失われる——という悪循環に陥りやすくなります。
利尿作用のあるビールでは、脱水とミネラル排泄の両方が顕著に現れます。


2. 電子伝達系の要:ATPの活用にマグネシウムは不可欠

慢性的な倦怠感や疲労感は、細胞内エネルギー産生プロセスの低下による可能性が高く、そこにもマグネシウムが関与しています。

細胞内のミトコンドリアでは、「電子伝達系」を通じてATP(アデノシン三リン酸)が産生されますが、このATPはマグネシウムと結合してMg-ATPという形で安定化し、初めて生理的活性を発揮します。

また、解糖系やTCA回路においても多数の酵素の活性化にマグネシウムが関わるため、不足することでATP産生そのものが効率低下します。

結果的に:

  • エネルギー産生の停滞

  • Mg-ATP不足による細胞活動の低下

  • 慢性疲労・集中力の欠如

といった症状が現れやすくなります。


3. マグネシウムとNMDA受容体:神経過活動を抑制する“ブレーキ役”

神経系において、マグネシウムは非常に興味深い役割を持ちます。
特に注目すべきは**NMDA受容体(N-メチル-D-アスパラート受容体)**との関係です。

NMDA受容体は、記憶や学習などの中枢神経活動に関与しますが、過剰な活性化は神経細胞の興奮・損傷を引き起こすリスクがあります。

マグネシウムはこのNMDA受容体を非競合的阻害の形で制御し、神経活動の暴走を防ぐ“天然のブレーキ”として機能します。

不足すると:

  • 神経系の興奮性亢進

  • ストレス感受性の増加

  • 不眠や不安症状の悪化

といった神経精神症状が出やすくなるとされています。


4. 筋収縮のコントロール:カルシウムとマグネシウムの相互作用

筋肉の活動は、「収縮」と「弛緩」のバランスにより成立しています。

この拮抗関係が崩れ、マグネシウムが不足すると、筋肉は収縮状態を維持しやすくなり、
結果として「こむら返り」「筋痙攣」「肩こり」などの症状が出現します。

さらに、運動時の発汗によりマグネシウムは容易に体外へ排出されるため、運動習慣がある人ほど意識的な摂取が求められます。


5. 循環器系への影響:高血圧・不整脈血栓予防

マグネシウムは、循環器系の安定化においても極めて重要です。

具体的には:

  • 血管平滑筋の収縮を抑制し、血圧を低下させる

  • 血小板の凝集を抑制し、血栓リスクを低減

  • 心筋の電気的リズムを安定させ、不整脈を予防

といった働きがあります。

近年の研究では、マグネシウム摂取量と心疾患リスクの低下との相関も報告されており、生活習慣病予防の観点からも注目が集まっています。


6. 加齢・生活習慣・食環境により進行する“潜在的マグネシウム欠乏”

現代の日本人の食生活では、マグネシウムの慢性的欠乏が懸念されています。

主な要因としては:

  • 白米・精製パンなど精製穀物の常食

  • カフェイン・アルコールの多量摂取

  • ストレスによるマグネシウム排泄促進

  • 食事制限やダイエットによる摂取不足

  • 加齢による吸収力の低下

これらが複合的に重なることで、“症状はないが体内レベルは不足”というサブクリニカルな状態が続きやすくなります。


7. マグネシウムを多く含む食品と吸収効率の向上ポイント

マグネシウムの摂取源は、比較的地味ながらも栄養価の高い食品に多く含まれます。

▶ 含有量の目安(mg/100g)

  • 乾燥ひじき:約640mg

  • アーモンド:約310mg

  • 納豆:約100mg

  • 玄米ごはん:約49mg

  • 大豆:約220mg

  • ほうれん草:約69mg

▶ 効果的な摂取方法:

  • 食物繊維と一緒に摂ると腸内での吸収が安定

  • ビタミンB6・ビタミンDと併用すると生理的機能が高まる

  • リン酸塩(インスタント食品など)との過剰摂取は吸収阻害を招く


総括:マグネシウムは“全身の調整弁”として機能する

マグネシウムは、エネルギー代謝・神経伝達・筋機能・循環器系という、人体のあらゆるシステムに深く関わるミネラルです。

以下のような症状がある方は、まずマグネシウムの摂取状況を見直してみることをおすすめします:

  • 疲れやすい・朝起きられない

  • 不安感・イライラ

  • 夜間の筋けいれん・足のつり

  • 飲酒後の回復が遅い

  • 不整脈や高血圧の指摘を受けた

健康管理の基本は「栄養素のバランス」。
中でも、マグネシウムの役割は今後ますます注目されるでしょう。

栄養学からアプローチするトータルダイエットコースの詳細はこちら

肥満や糖尿病に関わる腸内細菌『アッカーマンシア』とは?腸活で変わる代謝の仕組み

東京都文京区本郷三丁目にありますPersonal training studioカメシチ、管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

「最近、何をしても体重が落ちない」「血糖値が少しずつ高くなってきて心配…」
そんな体の変化を感じていませんか?

実はそれ、“腸内環境”が関わっているかもしれません。そして、いま注目されている腸内細菌のひとつが、「アッカーマンシア(Akkermansia muciniphila)」です。

このアッカーマンシアは、腸のバリア機能や代謝に深く関わっており、肥満や2型糖尿病の改善にも寄与する可能性があるとして、世界中で研究が進められています。この記事では、その働きと具体的な食生活への活かし方を解説していきます。


アッカーマンシアとは?粘膜層を守る“腸の門番”

アッカーマンシア・ムシニフィラは、大腸内の粘膜(ムチン層)を分解して栄養源とする珍しい善玉菌です。この働きにより、粘膜の新陳代謝を促し、腸内のバリア機能を保ってくれます。

このバリアが健全であれば、腸内にいる悪玉菌や毒素(LPS)などが血中に漏れ出るのを防ぐことができ、結果として全身の慢性炎症リスクを下げ、代謝が安定しやすくなるのです。


アッカーマンシアが肥満と戦う理由

肥満傾向にある方の腸内では、アッカーマンシアが少ないという報告が数多くあります。これは、粘膜層の損傷→炎症→脂肪蓄積という悪循環に陥るためと考えられています。

アッカーマンシアが粘膜を修復して保護することで、腸内から余分な脂肪の蓄積を防ぎ、太りにくい体質へと導いてくれるのです。


アッカーマンシアと糖尿病:インスリン抵抗性の改善に寄与

アッカーマンシアが期待されるもう一つの理由が、糖尿病へのアプローチです。

2型糖尿病の背景にある「インスリン抵抗性」は、腸の炎症が深く関わっています。研究では、アッカーマンシアを摂取することで、腸内環境が改善され、インスリンの働きが正常化することが示されました。

2019年のDepommierらの研究では、アッカーマンシアの加熱処理菌を摂取したグループにおいて、血糖コントロールの改善が確認され、ALTや中性脂肪の低下もみられました。


アッカーマンシアを育てるおすすめ食材

腸内にいるアッカーマンシアを増やすには、特定の食材が効果的です。以下のような食材を日常的に取り入れてみましょう。

  • 水溶性食物繊維(イヌリン・フラクオリゴ糖ごぼう、バナナ、玉ねぎ、大豆など

  • ポリフェノール豊富な食品:ベリー類、カカオ、緑茶、赤ワインなど

  • 発酵食品:味噌、納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなど


調理と食べ方の工夫でアッカーマンシアを応援!

食材の栄養を最大限活かすには、調理法や食べ方も意識してみましょう。

  • オリゴ糖ポリフェノール加熱に弱いため、蒸す・短時間加熱が◎

  • 食物繊維は皮ごと摂取を意識(ごぼう、りんご、なすなど)

  • ごはんは冷やすとレジスタントスターチが増える=腸のエサに

  • 腸に優しい間食干し芋、バナナ、ヨーグルトなど)を活用


腸内細菌と生活習慣:体は腸から変わる!

腸内環境を育てるには、食事だけでなく以下の習慣も大切です。

  • 運動(ピラティス、ウォーキング):腸の動きを促進

  • 睡眠と休息:腸内細菌のリズムと連動

  • ストレスケア:腸と脳は密接に繋がっている

当スタジオでは、腸と内臓を意識したピラティスや、自律神経を整えるためのアプローチをご提供しています。


アッカーマンシアを味方につけて、体質を根本から変える

腸の力を取り戻すことが、肥満や糖尿病改善の第一歩。腸内細菌は、あなたの“代謝の味方”です。

「腸が整えば、体も整う」
その実感を、日々の食事と生活で感じてみてください。

カメシチでは、腸活・栄養・ピラティスを融合したサポートを行っています。ぜひ一度ご相談ください。
トライアルをご希望の方はこちらをクリック。

納豆



日常のクセが作る“巻き肩”、本当の原因とは?

東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチピラティストレーナー&管理栄養士の吉田尚弘です。

 

「自分ではまっすぐ立っているつもりなのに、なんだか肩が前に出ている気がする…」
鏡を見て、そんな違和感を抱いたことはありませんか?
「ストレッチもしてるのに肩こりが治らない」「姿勢を良くしようと意識してるのに効果が出ない」そんな悩みをお持ちの方は少なくありません。

それは、ただの姿勢の崩れではなく、“上腕骨頭の内旋”と“胸郭のアライメントの乱れ”が背景にあるかもしれません。


巻き肩は“見た目”の問題だけじゃない

「巻き肩」は肩が前方に入り込み、背中が丸まって見える姿勢ですが、見た目の印象だけでなく以下のような不調を招きます。

  • 慢性的な肩・首こり

  • 腕がスムーズに動かない

  • 浅い呼吸で疲れやすくなる

  • 背中や腰が重く感じる

  • 姿勢が悪く、自信も失いやすい

胸を張るだけの姿勢改善や、筋トレだけでは効果が出ないのは、根本の原因にアプローチできていないからです。


見落とされがちな原因①:上腕骨頭の内旋

「巻き肩=肩甲骨の問題」と考えがちですが、実は腕の骨(上腕骨)が内側にねじれた状態が隠れています。

日常生活での繰り返し動作――

  • 長時間のパソコン・スマホ使用

  • 大胸筋や肩甲下筋が固まる

  • 外旋を担う筋肉(棘下筋・小円筋)が弱化

  • 猫背姿勢で肩甲骨が外に広がる

こうした要因が上腕骨を内旋方向へと引っ張り、巻き肩を「癖づけて」しまうのです。


見落とされがちな原因②:胸郭のアライメントの崩れ

胸郭(肋骨まわり)の配置の崩れは、肩の位置に大きな影響を与えます。

  • 背中が丸まり、肋骨が前方に落ちる

  • 下位肋骨が広がって固定化

  • 呼吸が浅く、肋骨が動かなくなる

  • 骨盤との距離が近く、縮こまった姿勢に

この胸郭の崩れが呼吸を制限し、身体全体のバランスを乱します。見た目だけでなく、内側からも巻き肩を進行させてしまうのです。


呼吸が浅い=巻き肩を固定させる

巻き肩の方に共通するのが、胸を使った呼吸ができていないということ。
肩で浅く呼吸をしていると、肋骨が本来の可動性を失い、横隔膜も働きにくくなります。

呼吸が浅くなる
体幹の安定性が失われる
→ 姿勢が崩れ、さらに肩が前へ出る

という悪循環。
だからこそ、「呼吸の質」を見直すことが、巻き肩改善の第一歩になるのです。


ストレッチだけでは不十分?骨格配置がカギ

「ストレッチしてるのに戻ってしまう」
「背中の筋トレしても治らない」
そんな方は、骨や関節のポジションが整っていない状態で筋肉にアプローチしている可能性が高いです。

  • 上腕骨を外旋させる動きの再教育

  • 骨盤と肋骨のニュートラルな関係性を意識

  • 呼吸を通じて胸郭の弾力性を回復

  • 全身の協調運動による肩周囲の調整

こうした“骨×筋×呼吸”の統合的なアプローチが、真の巻き肩改善につながります。


ピラティスで整える!巻き肩改善エクササイズ

胸郭ストレッチ
小胸筋など胸の筋肉を呼吸でゆるめる

  1. 仰向けで、肘90度に曲げた腕をマットに置く

  2. 鼻から吸い、肋骨を外へ広げるように

  3. ゆっくり口から吐き出す
    → 左右10〜15回ずつ。胸の筋肉が伸びる感覚を意識しましょう。

胸郭ストレッチ

胸郭引き上げ呼吸

  1. 手を胸とお腹に添え、息を吸って鎖骨を引き上げる。

胸郭引き上げ
  1. お腹が膨らまないよう軽く腹筋を締める
    → 20~30回ほど行い、胸郭を柔軟に保ちましょう。

胸郭引き上げ

現代人の生活が、肩を巻かせている

スマホ、パソコン、長時間のデスクワーク…
それらは便利である一方で、確実に私たちの身体を変化させています。

でも、それらを手放すのは現実的ではありません。
だからこそ、日々の生活の中で、呼吸と姿勢のケアを習慣化することが必要なのです。