文京区白山・本駒込パーソナルトレーニングスタジオkame7,ダイエット&ピラティストレーナーのブログ

東京都文京区千石・駒込でパーソナルトレーニングスタジオkame7を経営しています。ダイエット、ピラティス、美脚・美姿勢エクササイズを得意としています。

アミノ酸の働きが偉大すぎで驚く。

東京都文京区千石・白山パーソナルトレーニングスタジオkame7 管理栄養士&ピラティストレーナーの吉田尚弘です。

前回はたんぱく質プロテインについて書きましたが、今回はそのたんぱく質の素であるアミノ酸の働きについて考察してみようと思います。

アミノ酸とは

アミノ酸は分子化合物で、アミノ酸がたくさん結合したものがたんぱく質です。たんぱく質を摂取すると胃や十二指腸でアミノ酸にまで分解されて、小腸から吸収されて体の材料として使われますが、このアミノ酸が私達の体をつくり、アミノ酸のおかげで成り立っていると言っても過言ではありません。それほど重要な栄養素なのです。

私達の体を構成しているアミノ酸は約20種類しかなく、体内で合成することができないため、食べ物から摂取しなくてはいけない必須アミノ酸と体内で合成できちゃう非必須アミノ酸に分けられます。

必須アミノ酸

必須アミノ酸は約9種類あり、必ず食べ物から摂取しなくてはいけません。
・バリン
・ロイシン
・イソロイシン
メチオニン
・リジン
フェニルアラニン
トリプトファン
スレオニン
ヒスチジン

必須アミノ酸は体内で多岐にわたって働きます。代表的なものとしてBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)は筋肉を構成するアミノ酸。筋肉の約40%をBCAAが占めており、疲労回復作用や筋肉のエネルギー源として知られていますし、他にメチオニンは体内でのたんぱく質合成や脂肪燃焼を助けるカルニチンの生成(リジンも)を助けますし、フェニルアラニンドーパミンやアドレナリンの材料に、トリプトファンは精神を安定させるセロトニンの材料として使われます。
実に素晴らしい!

必須アミノ酸

そんな偉大な必須アミノ酸の片方で、非必須アミノ酸があります。非必須アミノ酸は体内で合成されるわけだから、それほど重要視しなくてもいいよね~ そう考えてしまいがち。
ところが、逆に体内の働きにおいて非必須アミノ酸の方が重要だったりします。その代表格はグルタミン。

・グルタミン

体内で最も多く存在しているアミノ酸がグルタミンですが体内で合成され、約60%を占めています。

特にストレス時、病気などの緊急時にはリンパ球の機能や腸内での免疫機能をアップさせるにの大量にグルタミンが使われます。
さらに、興奮状態にさせたり、逆にリラックスさせる神経伝達物質の材料にもなり、私達が生きている上で非常に重要な働きをしてくれます。

他にも非必須アミノ酸で重要な働きをするのは、糖質の生成に関係するラニ神経伝達物質に関係するアスパラギン酸などがあります。

必要な時に必要なアミノ酸

必須アミノ酸と非必須アミノ酸。必須というくらいですから必ず食品から摂らないといけないのですが、非必須アミノ酸は体内で合成されるのは逆を言えば、常に体にとって必要不可欠だからという考え方もできます。

日常的には必須アミノ酸をしっかり摂っていれば、体内で非必須アミノ酸は作られますがスポーツをする方、ストレスが過剰にかかった時、病気の時など場合によってはグルタミンなど、非必須アミノ酸自体を摂ることも大切になってきます。

アミノ酸って本当に色々な働きをしますので、意識しながら日頃からたんぱく質を摂るようにしたいですね。