東京都文京区白山・本駒込パーソナルトレーニングスタジオkame7
を経営してます。ピラティストレーナーの吉田尚弘です
今回は、皆さんが大嫌いな(笑)体脂肪について考えてみたいと思います。
そもそも、なんで体脂肪なんてものが体に存在していて、
なんの役割をしてるの?
そう考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに、この現代社会を生きてくうえで体脂肪が増えていくのは大変迷惑な話ですね。好きなものを食べて、お腹や二の腕に余計な脂肪が付着していくわけですから。
では、なぜ体脂肪が体から消えずに付着し続けているか。
ひとつは子孫繁栄のため女性の子宮を守る役割があります。子宮を冷やさない、
衝撃からも守るという働き。
次に、大事な役割である活動エネルギー源としての働きがあります。
今でこそ飽食の時代で24時間、コンビニに行けば食品を買うことができますが、
人間の歴史は飢餓との闘いと言っても過言ではありません。
遡って原始時代、人間は狩りをして暮らしていました。
獲物はいつも近くにいるとは限りませんから、獲物を求めて遠くに出向くこともあったでしょう距離にして10㎞か15㎞か。
その時に人間の体に体脂肪がなかったらどうなっているでしょうか。
私達の体は糖質もエネルギー源としてますが、蓄えれられる量はほんの少しなので1㎞も移動することもできずに倒れてしまいます。
しかし、体脂肪は筋肉よりも軽い上に、糖質と容積で倍以上のエネルギーを発揮できる大変優秀なエネルギー源であったため、長距離を移動が可能になったわけです。
人間は長い飢餓の歴史の中で、エネルギー源になるものは軽くて燃費のよい脂肪として蓄えるという技を獲得したのです。その機能が今でも私達の体の中に残っているので、代謝エネルギーとして使われない糖質や脂質は飢餓に備えてセッセと体脂肪として蓄えられいるのです。
どうですか?壮大なロマンを感じますよね(笑)人間の体は面白いです。